金井神社(下野市小金井)の概要
- 御祭神
- 主祭神 磐裂根裂神
配 神 火産霊命、
譽田別命、
稲倉魂命、
猿田彦命、
菅原道真公、
神倭磐余比古命、
伊邪那岐命、
伊邪那美命、
国常立命
木廼花咲耶姫命
末 社 ①八坂神社
②天満宮
③雷電神社
④交通安全神社
⑤八龍神社
- 由緒
- 当社は、開拓の祖神である磐裂神、根裂神をお祀りしている。往古は旧金井村の字余又の地に鎮座し、名称を虚空蔵宮と尊称していた。平安末期から鎌倉初期のある史に、「この集落を小金井郷といふ。この地名小金の湧き出づる井戸に通づるの語源なり」とある。
その後、宝暦四年(1754)、現在地に移遷し、社名を北辰社あるいは北辰宮、星宮神社と尊称した。
明治二年九月本殿雨覆、幣殿、拝殿ともに再建された。明治五年太政官布告により当村鎮守と定められ、古名に因んで金井神社と改称し、村社に列格し、明治四十年指定村社となる。
明治四十三年から四十四年にかけて、小金井宿内の九社が金井神社に合祀された。
昭和十八年九月三十日、本殿雨覆、幣殿、神饌所、拝殿等を新築し、玉垣を修理した。昭和二十五年六月二十一日国有境内地の無償譲与がなされた。
その後、参道灯籠の奉納、拝殿屋根の銅板葺替、社務所の新築、鳥居の改築がなされた。飛地境内社に八龍神社がある。
- 主な境内施設
- ・本 殿 優れた彫刻により市
の有形文化財に指定
・幣 殿
・拝 殿 入母屋造
・灯 籠 昭和54年
・社務所 平成3年
・社号標 昭和8年
・鳥 居 神明式、平成17年 - 本殿の彫刻
- 金井神社の御本殿には卓抜な彫刻が施されており、下野市の文化財に指定されています。随所に彫られた多数の龍や鶏や唐獅子などの他に、本殿周囲の三面の壁には古代中国と日本の歴史上の名場面が彫られています。
(1)周の武王(左壁面)
古代中国の周の武王が殷の紂王を落陽城に討ったとき、殷の武将である方相武が武王を討ち取らんとして車前に斬り込み、その鉾先に武王の運命も尽き果てたかと思われた時、突如として上空より金龍が現れて武王の危急を救った場面です。
(2)韓信の股くぐり(背面)古代中国の漢の武将である韓信は漢の天下統一に貢献した英雄です。青年時代のこと、無頼漢の少年達に股をくぐれば許してやると言いがかりをつけられましたが、将来天下を取る目標の韓信は迷うことなく少年の股をくぐりました。このように何事にも堪え忍び、ついには漢の大将軍になりました。
(3)牛若丸修業(右壁面)
源義経は幼い頃、牛若丸と呼ばれていました。父は源義朝、母は常磐御前でした。平治の乱で父を失い、流浪の身となりましたが、母常磐は平清盛の愛を受け入れ、命をつなぐことができました。八才になった牛若丸は京都の鞍馬寺に預けられ、昼は勉学、夜は名僧や烏天狗と共に剣術の修行を行いました。
- 祭礼
- 元旦大祈祷祭 1月1日
祈年祭 2月18日
八坂祭 7月20日頃
愛宕祭 7月24日頃
七五三詣 11月初旬
秋季例大祭 11月18日
<七五三詣の御案内>
令和3年の七五三詣を受け付けています。分散参拝の観点から9月から12月の期間で受け付けています。御予約の上ご参拝下さるようお願い致します。ご連絡をお待ちしています。
- 宮司(連絡先)
- ☎0285-53-1927
📱090-6508-8261 - 住所&アクセス
-
住 所:下野市小金井1-26-16
駐車場:正面の鳥居をくぐった左側にあります。 - 御朱印等
- 〇郵送御朱印
常時受け付けています。社務所の前にある郵便振替の用紙によりお申込み下さい。
〇書入れ御朱印
土日(不定期)、正月三が日、桜の時期などに社務所にて対応しています。必要なときは電話等でご確認下さい。
〇書置き限定御朱印
正月と桜時期の限定御朱印があります。対応は、上記の書入れ御朱印と同じです。必要なときは電話等でご確認下さい。
令和四年の金井神社の桜御朱印です。レアな御朱印です。金井神社では境内の5本の桜の大木が美しい花を咲かせます。桜の期間中は、夜間に灯籠の明かりが灯されます。是非、金井神社の桜をご鑑賞下さい。御朱印は、社務所前の用紙にてお申し込み下さい。まもなく郵送されます。
- 特色(金井神社の推し)
- 桜の時期には、参道両側の満開の桜が見事です。どうぞご参拝下さい。
- 祭礼等の記録
金井神社・八龍神社・祈年祭(令和6年2月28日(水))
金井神社および八龍神社において、五穀豊穣、産業繁栄を祈願する祈年祭が執り行われました。八龍神社では、特に今年一年の穏やかな天候を祈りました。
金井神社 秋季例大祭(令和5年11月11日)
五穀豊穣、産業繁栄に感謝する秋季例大祭が開催されました。七五三詣があり、小金井子供お囃子会の賑やかな演奏もあり、楽しい秋祭になりました。
鹿島神宮 令和5年8月27日(日)
金井神社の研修旅行で、鹿島神宮に正式参拝しました。また、重要文化財の拝殿、本殿そして御神木等を御垣内から見学しました。その後、奥宮や要石に拝礼しました。
香取神宮 令和5年8月27日(日)
金井神社の研修旅行で香取神宮に参拝しました。黒漆の重要文化財の御社殿や太い杉木立等を見学しました。
金井神社祈年祭(令和5年2月28日(火))
金井神社と飛地境内社の八龍神社において恒例の祈年祭が斎行されました。朝夕や社殿の中はまだまだ寒いですが、外に出ると陽射しが暖かく春の訪れを実感できる季節となりました。両社におきましてこの一年の五穀豊穣、産業繁栄を祈念致しました。社務所での直会では、来年は日曜日に行おうという意見が出ました。少しでも賑わいのあるお祭りにしたいものです。
秋季例大祭(令和4年11月12日(土))
爽やかな秋晴れの天候の下、五穀豊穣、産業繁栄に感謝する秋季例大祭が執り行われました。またこの日は、栃木県神社庁下都賀支部より前総代会長の松沼照産さんに長年の総代会長としての御功績に対し表彰状が手渡されました。松沼さん、おめでとうございました。
祈年祭(令和4年2月27日)
金井神社の本殿前における祈年祭に引き続き、飛地境内社である八龍神社におきまして祈年祭が執り行われました。八龍神社は雨や風など水と天候を司る神様であり、今年も適度な風雨のお恵みにより五穀豊穣、産業繁栄がもたらされますよう祈りました。
秋季例大祭(令和3年11月13日)